霊の寿命は400年?

つい先日、

幽霊の寿命は400年らしい…

ような記事を目にして

一通り読んだ。

 

興味ぶかい。

 

関ケ原の合戦での落ち武者の幽霊が

めっきり減ったから

寿命は400年ではないか?

との事。

 

半分信じる。

 

半分というのは

そうであっても、そうでなくて

どっちでもいいよ! という意味。

 

霊がいても、いなくても、どっちでもいいけど、

暗いところが怖いから

恐らくは、霊の存在は「あるな」と思っている派。

 

気になるのは、

結局、その後はどうなるの? って事。

改めてお迎えがくるのか

それとも、存在も感情もふくめて

泡のごとく消えてしまうのかな。

私自身はきっと、不浄物霊にはならないので

これの正解を知る機会はきっとない。

 

 死んだときに大切なのは

 自分は「死んだんだ」と理解することらしい。 

 それを理解しないから、

 その場に居続けてしまう。 

 私は、即、理解する自信がある。

 

 

いても居なくてもどっちでも…って

言っている私ですが。

実は、4回「それらしい経験」をしている。

ひとつは夢がらみだから

夢だったかもしれないけど、

残りの3体験は

まぎれもなく… と思っている。

 

高校1年の夏休みに

自分の教室で見た「あちらの方」

これは友達と一緒に目撃したので

おそらく見間違いとかではないけど、

でも、その時には「ワ~!!!」っと叫んで

廊下を一気に走り抜けたけど

実は、それほど怖くはなかった。

見ちゃった! くらい。

 

それ以外の2体験。

これは、今でも思い出して

口にだすと、背筋首筋に寒さが走り

耳のうしろが逆立って、

腕には鳥肌が無数にたつ。

これから夜に向かうのに

PCに打ち続けることができるのか…

それほどぞわっとする出来事だった。

 

オーバーである(笑)

 

 

今をさかのぼること55年も前。

家の8畳ほどの居間で私たちは寝ていた。

(兄姉と4人で川の字?のように)

いつものように静かな深夜。

 

何故か目覚めてしまった、推定5歳の私。

足元の風景の違いに気がついた。

普段は居間の中央に「ちゃぶ台」がおいてあって

布団を敷くときに

ちゃぶ台は足元のほうに移動をさせる。

 

その足元に置いてある

丸い大きなちゃぶ台の上に

見慣れない「人」が立っていた。

 

サムライだった。

それも、「さかやき」といわれる

ちょんまげを乗せている剃った頭ではなくて、

浪人の方のようなスポーツ刈りをツンツンに伸ばしたような髪型の

和服の男性がちゃぶ台の上に立っていた。

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そして、そのちゃぶ台には

日本髪を結った奥方と思しき女性が

男性の腰の位置の「刀」の部分に

寄り添うように佇んでいる。

 

そして、まだ他にもいる。

 

ちゃぶ台の下には、

同じく日本髪の女性が正座をしていて

ちゃぶ台の奥方とは着物があきらかに違って

下にいる女性は女中であることがわかった。

 

動くでもなく、

しゃべるでもなく、

3人はそのままの姿勢でいた。

 

これから出かける夫を

見送る奥方と女中。

 

5歳ながら、テレビのおかげで

人間関係はわかった。

 

おそらく私はあまりの驚きに

声が出せなくて、

横に眠っている姉を起こす事もできなかった。

数分は凝視していた事を覚えている。

首をあげなければ、見る事は出来ない位置なので

金縛りにはなっていなかったのだろう。

 

そして、いつの間にか眠った。

 

夢だと言われた。

けれど、夢ではないと思う。

どうしてかわからないけど

夢だとは思っていない。

そして、こんなに年月がたっているのに

この記憶は、褪せる事なく

写真のように頭にくっきり残っている。

ただ、窓際に置いてあったちゃぶ台のせいで

逆光になり、誰の顔も見えてはいなかった。

 

たった、これだけの事なのに、

これを人に話す時、今でもザワザワする。

 

それは、これには続きがあるからだ。

 

小学校6年の時だから、50年近く前。

 

ある夜。

目覚めた私は、何かが外を歩いている音に気がついた。

そしてそれが、一人ではなくて複数人。

いや、それどころじゃない。集団だ。

 

その集団は家の横に敷いてある砂利を踏んで歩いている。

ザッザッ…ザッザッ。

そして、歩きとともに、金物の衣服のすれる音。

遠くには、ほら貝の音。

一体何人歩いているのか。

いつまでも歩が止まらない。

 

武将だ。

いや、武将というより、足軽の集団か…。

 

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鎧やくさりかたびらのすれる音。

足袋で砂利を踏みしめて、

誰も声を出さずに、指揮の音だけがする。

 

歩いている武士の集団が脳裏に浮かんで、

怖くてこわくて、2段ベットの下にいた私は

下から思い切って上で寝ている兄を蹴り上げた。

 

何度蹴っても、兄は起きない。

朝起きると、何故か敷布団の下に眠っている事があるくらい

眠りが深い兄は、とうとう起きてはくれなかった。

 

かなり長い時間、私は恐怖と闘った。

この集団は、私の家の壁をやぶって

この部屋になだれこんでくるかもしれない。

生きていても怖いのに、

彼らは間違いなく幽霊だ。

 

ついに兄を起こすのも諦めて、

私は耳を強くふさいで

布団をかぶった。

 

そして、いつの間にか眠った。

 

私の暮らしていた地域は

北海道の中央で、

武士が合戦をしたとかの歴史はない。

だから、地縛霊ではないと思う。

 

けれど、きっと。

私自身が、なにか武士と関係があるか、

その時代の思いを残しながら

現生を生きているような気がする。

 

一つ目の話とは違って、

記憶の中に風景としては残っていないけど

あの音と気配は今でも鮮やかに思いだせる。

 

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400年という記事を見て、

また鮮やかに思いだした。

100歳まで生きたとしても、

きっと忘れない。