イノシシ山に帰る

この一週間、どこかのイノシシが有名になっていたようです。

どこかに迷い込んで?弱っていたようだけど

まったく詳しく知りません。

あえて目にしないよう、読まないようにしていました。

それは、今年のメディアの言葉のなかで「駆除」が異様に多いので

このイノシシも駆除されるのだろうと思っていたから。

でも、チラッと見えた感じでは、保護してから山に帰したようです。

困惑とお怒りの方は多いと思うけど、

私はホッとしています。

 

ただ、私は山で生活をしていないし、農作物を作って生計をたてていないし、

近所を野生の動物が歩いて危険を感じる地域にも住んでいないので

むやみに駆除を反対しているワケではありません。

地域、仕事で本当に困っている人たちは多いので

現場にいない人間としては、余計な口を出さない事は必要だと思っています。

なので、「駆除」という言葉が耳にはいると、あるいは予想ができると

そのニュースを見ないようにしています。

 

害獣と言われる存在の生命をどうするのか。

これを語る事ができるのは、その場で生活をしている人だとおもうので

そこにいない限り、私の意見はムダだと思っています。

 

好きで熊に生まれていません、きっと。

好きでイノシシに生まれていません。

好きでカラスに生まれていません。

一度人間に生まれてきた人は、もう動物に生まれかわることはないって

宗教なのか、スピリチュアルなのかわからないけど、よく耳にします。

でも、それは本当かどうかわからない。

たまたま人間に生まれただけで、次はカラスかもしれない。熊かもしれない。

生まれた命として、ひたすら一生懸命に生きる。

一生懸命に生きているだけで、たいした悪さもしていないのに

見つかっただけで駆除される。

 

今年北海道で3匹の子熊がワナにかかりました。兄弟のようです。

1匹ならワナが閉じなかったけど、3匹だから閉じたらしいです。

子熊だから山に帰すのかと安心して見ていたら、

ニュースの最後に、その後3匹は駆除されました、と言っていました。

 

ハンターさんは、自分の命の危険も伴っているから、

その分、きっとやるせない思いで駆除をされていると思います。

そんな事も想像ができるから、私のできる事といえば

「聞かなかったこと。見なかった事」にするのが精いっぱいです。

 

自分が歳をかさねのとともに、すべての生命が愛しく尊く感じます。

人間もその他の動物も、命は同じ。

それだけは忘れないで過ごします。