吹奏楽部は宗教に似ている

精神的な縛りが強いという意味。

 

私は高校の3年間、吹奏楽部に在籍していた。

北海道の田舎の高校である。

中学は3年間ソフトボールをしていて、高校も当然ソフトに入るものと

自分も周囲も思っていた。

でも、すごく些細な出来事で吹奏楽部に入ってしまった。

音楽は大好きだった。ジャンルは問わずに好きだった。

なので、不思議ではなかったかもしれない。

 

今でもたまに何かのテレビ番組でどこかの学校の吹奏楽部の事を

放送したりしているが、あの部活は本当に昔と変わっていないと思う。

これだけ、今はパワハラだ部活の強要が激しいって問題になっているのに

相変わらず吹奏楽部は厳しいな…(笑)

 

一年で休みがあるのはお正月の三が日だけ。

日曜も9時から18時まで拘束されている。

これを時給で換算したらどうなる? 

って、大人になってからよく考えた。

 

一年の時には先輩が怖くて続けた。

二年の時には、なんとなく続けた。

三年の時には、責任があって続けた。

 

私は、悔し泣きをしたのは人生でたった2度。

その1度は吹奏楽での練習の時だった。

どうしても、どう頑張っても自分のパートが出来ない時があって

練習を途中で止められ、その時は自分に悔しくて泣いた。

 

私は高卒で就職をした。

その試験の面接の時に、一番胸を張って言えたのは部活の事だった。

あんな厳しい日々が人生にどう作用するのか…

当時はわからなかったけど、あれから40年(綾小路きみまろさんみたいだ)

私にとっては、とても大きな歴史であり、ある種の自信になっている。

あれほどの事に耐えたんだから、これくらい何でもないしょ。

そんな風に思える事が今でもある。

 

よく運動部で、〇〇〇に青春を賭けたって表現するけど

まさに私たちも音楽に青春を賭けた。

きつかったあの日々は、今でも困難を乗り越える自信をくれる事がある。